http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080825/1017962/
『情熱大陸』の作り方には、通常のテレビ番組とは違ったいくつかの特徴がある。まず、「番組のフォーマットや演出のルールを一切決めていない」点。特に象徴的なのが、「取材対象」だ。俳優やスポーツ選手などの「著名人」から学者や料理人といった「一般人」まで、分け隔てなくピックアップ。着眼点は「その業界で輝いているかどうか」だけ。放送順も、絢香の翌週にニューヨーク在住のウエディングドレスデザイナーをもってくるなど、法則性はない。
唯一の例外は、葉加瀬太郎の奏でるテーマ曲だ。あの扇情的なオープニングは、彼自身の番組出演がきっかけで依頼した。「あの曲によって番組の骨格ができ、イメージされやすくなった」(中野氏)。
「制作体制」も、他の番組とは異なる。通常、レギュラー番組の場合、固定の制作会社1社か、チームで制作するケースが多いが、『情熱大陸』は、決まったスタッフを抱え込まない「オープンコンペ形式」(図参照)。放送局である毎日放送のプロデューサーが、20社を超える制作会社から随時提出される企画に目を通し、個別に打ち合わせをして、いいと思ったものにGOサインを出していく。
シンプルなコンセプトが一本あり、あとはやり方を決めずに作っていく、ということです。
制作に関しても、オープンコンペで、決まったスタッフを抱え込まないそうな。う〜ん、徹底してますね。
結局、どういう切り口で何を取り出すことができるか、それには法則性とかはなくて、相性とかの問題などもあり、センスで選んでいく必要があるってことでしょうか。やり方や人を決めてやっていたら多分できないんでしょうね、情熱大陸に関しては。
アダプティブ・パスのダン・サファーがいうところの「才能に基づくデザイン」の一つの形態ではありますな。
感動や共感などのエモーショナルなエッセンスを作り出す場合は、特にこういう方法とそれにともなう能力がいるのでしょう。
('w') - 胃のレントゲンって宇宙飛行士みたいになるとはおもわんかった。バリウムでホワイティー・便。